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2008年12月 1日 (月)

宮沢賢治

文学というよりは童話作家のイメージである宮沢賢治。

宮沢も「欲望は人を滅ぼす」ということを知ってると思う。

私が特に好きなのは、「オツベルと象」「注文の多い料理店」です。

銀河鉄道の夜に入ってる短編の二つ。

オツベルと象といえば、悪党に騙されながらも、一生懸命希望もって生きていこうとするけれど、

挫折し、疲労感に苛まれる。

神に祈ることで最終的には仲間に助けてもらい、オツベルにも復讐できたといっても、

象の心の傷は簡単に回復するものでもないと思う。

だからこそ、オツベルみたいなエゴイストは許せないし、それがメッセージだろう。

注文の多い料理店は、言うまでもなく有名な話。

騙されるほうが悪いといってしまえばそれまでだが、男2人もそれほど悪人ではないし。

ただ、美味しいものを食べたいという欲望が、価値判断を狂わせた結果でしょう。

今、話題の振り込め詐欺にもつながると思います。

例えば、定額還付金受け取るために口座番号教えてくれませんかと電話で言われたり。

事故を起こしたから、今日中に振り込まなければならない、と複数人で演じてきたり。

冷静に考えればそんなのウソだとわかりきってるけれど、騙されてしまう。

誰だってお金はほしいわけだから、口座に振り込んでもらえるならと思ってしまうんでしょうね。

自分はもらう側ではなく、とられる側だというのに。

えてして自分はひっかからないと思ってる人間がひっかかってしまうのが、怖いところです。

自分はひっかかるかもしれない、くらいに思ってる人のがひっかからないんですよね。

経済情勢を考えみても、まだまだ詐欺行為は止まらないと思います。

少し脱線してしまいましたが、感想はこんな感じです。

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